Evergreen noteはコンセプト指向であるべき
ポイント
例えば、「リーダーシップ」という概念について学んだとする。
伝統的なノートの取り方だと、リーダーシップについて書かれた本Aのノート、本Bのノート、というように本ごとにノートを取る。
このメリットは...
関連する知識が1つのノートに集約されるので、後から見返したときに知識が整理されている
異なる本や分野からの知識が1つのノートに集まるので、意外な関連性を見つけられる
新しい知識を追記する際、既存の知識とどう関連するかを考える機会になる
例えば、「リーダーシップ」のノートに、ビジネス書Aから「優れたリーダーは率先して行動する」という知識を書き留めたとする。
後日、歴史書Bを読んだときに「リーダーは時に孤独な決断をしなければならない」という記述があったら、これを「リーダーシップ」のノートに追記できる。
こうすることで、リーダーシップに必要な資質について、分野を超えた理解が深まる。また、「リーダーシップ」のノートを作成する過程で、「意思決定」や「コミュニケーション」など、関連する概念のノートにリンクを張ることができる。こうしてノートがつながることで、知識の関連性が明確になり、新しいアイデアが生まれやすくなる。
感じたこと
確かに、本ごととかプロジェクトごとにノートを作っても、再利用性が落ちてしまうな...
概念ごとに作るのが、何よりも大事。
概念とはすなわち、抽象化。
本ごとだと、具体によりすぎてて、再利用できなくなってしまう。
たとえば読書ノートを作るときは
再利用しないもの(書籍情報)は具体的に書く。
この具体と抽象のバランスが大事。
本文
最も簡単なノートの取り方は、本ごと、プロジェクトごと、研究テーマごとに新しいノートを作成することです。各ノートには多くの概念が含まれているため、後になって概念が再び出てきたときに自分が書いたことを見つけるのが難しくなることがあります。トピックを扱った本やプロジェクトの名前を一つ一つ覚えておく必要があるからです(対照: Evergreen noteはアトミックであるべき)。 同じ概念を扱った別の本を読んだ場合、その本についての新しいノートを書くことになります。この方法では、蓄積がありません(知識労働は蓄積されるべきであることに反しています)。その概念について新しく得た考えは、古い考えと結合して強固な全体を形成することはありません。概念について散在したノートのセットがあるだけで、おそらく異なる名前で言及され、それぞれがより大きな文書に埋め込まれているだけなのです。 蓄積だけが問題なのではありません。新しいアイデアをその概念に関する以前の考えと統合するプレッシャーもありません。それらの間に緊張関係はあるのでしょうか?それらのアイデアをすべて同時に考慮したときにのみ、強力な蒸留が見えるのでしょうか?理解には積極的に関与するような努力が必要です。 まったく同じトピックについての2冊の本を読んだ場合、それらの2冊についてのノートを簡単に結びつけることができるかもしれません。しかし、新しいつながりは、それほど予想されていないところに現れる傾向があります。概念ごとにノートを整理すると、まったく異なる書籍で取り上げられたアイデア同士の間に驚くようなつながりができることがあります。 #💡 これが最高よね 以前は、それらの本が関連していることに気づかなかったかもしれません。
概念ごとに整理すると、ノートを取るのが少し大変になりますが、有益な方法です。新しいノートを書くときは、それが全体のどこに当てはまるのかを見つけなければなりません。そうすることで、これまでのノートのネットワークのある部分を探索することになり、予期せぬ方向に導かれるかもしれません。